【老人看護】
高齢者の倫理的課題や家族の介護に直面し、悩んだ経験が、看護という仕事に真剣に向き合い老人看護専門看護師を目指すきっかけになりました。高齢者とご家族に後悔がなく、周囲の人も納得のいくケアができたと思えるようにサポートしています。相手を想う「丁寧なケアは病の人を癒す」のだと、今でも患者さんや同僚から学ぶことが多くあります。
【皮膚・排泄ケア】
認定看護師として専門的知識を用い、患者さんやスタッフに指導・教育していくことで、質の高い看護の提供を図ってきました。また特定行為は、手順書によりタイムリーにケアができ、患者さんの早期回復につなげられることも実感しています。入院中および在宅や施設での活動により、社会貢献につながると考えています。
【緩和ケア】
主にがん患者さんを全体的にアセスメントして苦痛の緩和を行い、QOLの維持向上を目標としています。外来・病棟スタッフとのカンファレンス、地域との情報交換を行い、緩和ケアチームとして多職種と情報共有しながら患者さんとご家族に寄り添い、どこでどのように過ごすかを相談します。今後はACP(人生会議)へのサポートに取り組んでいきます。
【糖尿病看護】
外来に所属し、患者さんとご家族に療養支援をしています。糖尿病の治療は食事・運動など生活習慣と密接に関係し、患者さんは生涯にわたり自己管理が必要となります。医師や栄養士、薬剤師などの多職種と連携し、患者さんが治療と日常生活との折り合いを付け、自己管理が継続できるように取り組んでいます。
【摂食・嚥下障害看護】
日頃食べたいのに食べられなくて苦しんでいる方が、食事形態の工夫や、訓練を重ねることによって食べられるようになると、回復力もアップするように感じています。食べることは生きる意欲につながると信じて、最後の時まで好きなものを食べられるように日々活動しています。
【感染管理】
玉川病院ではCOVID-19流行初期の2020年2月より発熱外来を開始し、陽性者の入院の受け入れをしています。当初は未知の感染症のため対応に悩み、重圧に押しつぶされそうになりながら、マニュアル作成をはじめとしたCOVID-19受け入れの仕組みを作ってきました。患者さんやスタッフの安全を第一に考えて、日々感染管理活動をしています。



